くだらないコメンテーター
ライブドアの堀江社長がテレビに出まくり。
フジテレビがニッポン放送の株を25%取得できれば、商法によりニッポン放送はフジテレビに対して議決権を行使できなくなるため、ライブドアがニッポン放送を通じてフジテレビに対して経営に関与することを防ぐことができる。東証の規定により、上位10社が80%の株式を握ると、その株は上場廃止になる。ニッポン放送もこれに該当するため、一年以内に上場廃止となり、株価が暴落、ライブドアに損害を与えることができる。これが今回の騒動のフジテレビの対応策だ。
しかしながら、ライブドアがさらに株を買い集め、あるいはほかの株主などと提携して、ニッポン放送の経営権を実質的に取得できれば、増資が可能になる。増資をするとフジテレビのニッポン放送株の持ち株比率が下がるため、先に書いた議決権の消滅は無くなる。
ま、その辺はおいといて、こんなことを言っているコメンテーターがいた。「堀江社長には個人投資家の視点が欠けている」。つまり、上場廃止によってニッポン放送の株価が暴落した場合、個人投資家に損害を与える、ということだ。
でもね、その個人投資家さんも自己責任で株を買っているわけです。経営陣が不正をやって株主をだましていたコクドや西武鉄道の問題とは違うわけです。上場廃止になるかも、と思うのであれば高値の今売り抜けちゃえばいいわけでしょ。ライブドアやフジテレビが高く買ってくれるわけだから。
テレビで変なこと言わんでください。まるでライブドアが悪いことをしているみたいじゃないか。