人質事件
アフガニスタンの韓国人人質問題は、解決だそうだが、はたして韓国政府はいくら払ったんだろうか。
韓国軍の年内撤退なんて規定路線だったから、それゆえに人質解放なんてありえない。身代金を払ったというのが本当のところだろう。
ところで、こういった誘拐事件が起こるにつけ疑問に思うのは、何故各国政府は交渉の席に座ってしまうのだろうかということだ。
相手はテロリストだ。そいつらの要求に応じることは、断じてならない。
一度要求に応じれば、機会があれば何度でも同じ事を起こすだろう。
何度も同じような事件を起こさない対処方法は、まったく要求に応じないことだ。
人質には気の毒だが、殺されてしまうのはある程度はやむをえないだろう。政府の公用で危険地域に行っていたのなら別だが、ボランティアを含め、私的な用事で渡航禁止区域に行っていたのなら、自己責任だ。
テロリストの目的は、各国政府に何らかの要求を飲ませることだ。
だが、誘拐事件では交渉すらできないことがわかれば、こういった事件は二度と起きない。
話は変わるが、もし私が治安責任者で、管内で人質事件が起きた場合、犯人の要求には応じず、武装警官を突入させる。
その際の命令は、犯人の検挙または殺害を第一優先とし、人質の安全保障は第二以下である。
こういう方針をあらかじめ示しておく。
(実際の行動は別問題だ。あまり厳密にこの方針を貫きすぎると、仮に誘拐事件が起こったとしても、警察に通報すらされなくなり、家族によって身代金を支払われてしまうから。)