環境負荷

リサイクルと言う考え方は、基本的にあまり好きではない。
費用対効果に疑問があるからだ。
特にペットボトルのリサイクルなど、その内容に大いに疑問がある。

携帯電話などの精密機械製品ならかまわないだろう。
レアメタルの回収は、コスト面でも非常に有効だ。

ゴミの分別収集は非常に面倒だ。
自治体でいくら細かく分別の指定をしたところで、残念ながら僕にはあまり従う気はない。
仕事は忙しいし、だからこそプライベートの時間は重要で、その貴重な時間をゴミの分別に使う気などさらさらない。
金を払えば誰かが分別をやってくれるというのであれば、ぜひお願いしたいところだ。
こういう人って多いのではないかと思う。

資源がどうだ、環境がどうだというのであれば、僕のような非協力な人間をまずどうにかすべきだろう。
それには、経済的メリットを与えるのが一番だ。
レジ袋の有料化なんて、まさしく理にかなっている。
ペットボトルだってビンみたいにデポジットにしたらどうか。
前にも書いたけど、普通の車とハイブリッド車でガソリンの値段を変えるとかね。

と言うことで、僕はリサイクルにはあまり興味が無いんだけど、充電地だけは10年くらい昔から使っている。

理由はかんたん、経済的メリットが大きいから。
単三乾電池はアルカリで1本60円くらい(現在)。
単三のニッケル・水素充電池が500円(数年前)くらいで、充電可能回数が500回、1回の充電が約0.2円

電池500本を用意するとかかる費用は30,000円。
充電池を500回充電すると、購入費用+電気代で、1,100円。

見よ、この違いすぎる費用を。
もちろん、1.5Vの乾電池を1.2Vの充電池で代用できない機器もあるので、全てを充電池に変えることはできないのだけれど、この費用差は安い電池を使っても、そう簡単に埋められるものではない。

ただ、充電池には大きな欠点が二つあった。
1.すぐに放電してしまうこと。
2.メモリー効果があること。

ニッケル・水素充電池やニッケル・カドミウム充電池は充電してもしばらく放置しておくと勝手に放電してしまい、いざと言うときに使えない。だから、充電して常備しておくことができない。
また、販売店で購入した状態では使えない。

メモリー効果とは、使い切らないうちに充電を繰り返すと、容量が減少した様に見える現象のこと。
メモリー効果防止のために、放電機能付充電器なんか用意していた。

最近のお気に入りはサンヨーのeneloop。
実は、先に挙げた欠点が、ほとんど無い。
このため、販売店では充電したままの状態で販売されており、製造から半年後でもほとんど放電していない。
だから、とりあえず満充電しておいて、いざと言うときに使うことができる。

メモリー効果も抑えられており、容量の減少がほとんど無い。

しかも、充電は公称1,000回である。
先の試算のさらに2倍お得と言うことになる。

こういった充電地を使うことのメリットは、費用以外の面でもある。
私の住む地域の自治体では、公民館などに乾電池の回収ボックスを設置しており、ゴミ収集しないことになっている。
ところが、共働きのわが家では、そんなところに行ける時間などないのである。
そういった施設は土日はやっておらず、平日はサラリーマンがいけるような時間にはもう終わっているのだ。
ということは、使用済み乾電池は少ないほど面倒がなくありがたい。

充電池は、買いに行く手間と捨てに行く手間が省ける。
それだけでも、「買い」だと思うのだが、どうだろうか。


無學童子
環境問題買物

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