雑誌の読者離れが顕著に――インターネットの影響で
一見それなりに説得力を持っている記事に見えるけど、調査方法がおかしいねぇ。

　調査対象は20歳以上のインターネットユーザー1000人（男女500人ずつ）。

だったら、インターネットが回答の上位に来るのは当たり前だろ。
電話による調査や街頭調査だったら、もっと違う結果が出るはず。
もっとも、確かにインターネットの普及が雑誌にダメージを与えているのは変わらないと思うんだよね。
実用の雑誌だったら、インターネットで置き換え可能なわけだ。
でも、たとえば昔あった「月刊漫画ガロ」みたいにおよそ実用とはいえない雑誌は、ネットで置き換えるのって難しいと思う。
読者は一つ一つの作品を楽しみながら、その雑誌全体のかもし出す雰囲気を堪能している。
その雰囲気を紙以外の媒体で再現することはまずできないだろう。
目的が情報の取得や交換である限り、その雑誌に未来はない。
それ以外に活路のある雑誌だけが、紙媒体として残るのだろう。