御巣鷹山
日本航空123便墜落事故より23年である。
あの日、私は静岡の伯母の家にいて、テレビに釘付けになっていた。
オウム真理教による地下鉄サリン事件と並んで、忘れられない事故である。
マスコミの追跡取材、小説、映画など、これだけ扱うものがたくさん出てきたことも、この事故のひとつの特徴といえる。
事故原因が完全に解明されたわけではなく、それがいろいろなことを推測させている。
JR福知山線脱線事故の際、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会のサイトを見たとき、この事故の報告を見つけて夢中になって読んだ。
専門的過ぎて分らない部分も多かったが、冷徹な分析の中に生々しさがあった。
この事故以来、日本の航空会社による墜落事故は起きていない。
航空関係者は気を抜くことなく、この記録を伸ばしていただきたい。