終わり
僕の小学生のころは、8月31日が夏休みの終わりだった。
9月1日は新学期の始業式、実質的には9月2日から始まる。
夏休みの宿題の提出日は9月2日なわけだが、31日の時点で終わっていることなんてほとんど無かった。
日記を書かされた記憶があるんだが、やってあるのは夏休みの初めだけ。
今日の分までほぼ一月分を一日で書き上げた。
困ったのは天気。
内容は適当に捻り出すとしても天気の欄は嘘をつけない。
うまいことに、毎年8月31日はどこかの会社が新聞広告で一か月分の天気を提供してくれたのだ。これは助かった。
今考えると、東京23区内でも天気は違うのだから、掲載されていた天気(多分東京管区気象台)とは違うこともあったとは思うのだが。
ま、そんなわけで毎年8月31日はきてほしくない嫌な日であった。
大学生になると宿題もないし、そもそも講義が始まるのはもっともっと遅かったのだが、なぜか8月31日は悲しかった。
そして今でも悲しい感じがする。
なんか、「何もせずに夏が終わっってしまったなぁ」と。
もちろん9月に入ってからも残暑が厳しく汗だくだくになるのだけれど。
さて、会社も明日から新年度。
学生時代と同様、気分を入れ替えて仕事に邁進だ。
【本日の紅茶】
CTC