予定稿
出来レースってことで、どうせ決まってるんだからあらかじめ書いといた(笑)
失言の多い政治家というのはそれだけ頭が悪いということも言えるが、同時に自分の言葉でしゃべっているということも言える。
失言というのはある意味では本音の吐露だが、ただのリップサービスや揚げ足取りだったりもする。
政治家の仕事はしゃべること。
国民に向かって無口な政治家というのは、政治家ではない。
麻生氏は失言の多い政治家として有名である。
確かに、先日名古屋で発言したことは不用意であった。
これは謝って当然であるが、不用意以上でも不用意以下でもなく、これ以上大きくすべき問題ではない。
「創氏改名は朝鮮人が望んだ」とする発言は、これは失言ではなく麻生氏の政治姿勢を表すものである。
この内容については賛否両論あるが、私は多くの朝鮮人が望んだというのは、事実と考える。
ただし、なぜ多くの朝鮮人が「創氏改名を望まざるを得なかった」かについては、併せて考えなければならない問題である。
麻生氏の政治姿勢はある程度、国民に知られているところである。
もしその政治姿勢が貫けないようであったなら、早晩支持率は落ちて自民党は政権を失うだろう。
しかしながら、「創氏改名は朝鮮人が望んだ」的な発言を内閣総理大臣としてしたならば、外交上問題が起きるのは必至である。
政治姿勢をアピールし続けるには発言し続けることが必要であるが、いったん内閣総理大臣になったからには、その発言がどういった事態を引き起こすのかよく考えていただきたい。
よく考えた上で、波乱の収束までキチンと見据えた上でなら、そういった発言を私は歓迎したい。
総理になったからといって発言が萎縮してしまうのは麻生氏らしくない。
よく考えた上で、過激な発言をすることを期待したい。