復刻ビール
当時の味を忠実に再現! – 明治・大正時代のキリンラガービールが限定復活
キリンビールはこのほど、キリンビールブランド誕生120周年を記念して、明治・大正各時代のキリンラガービール「キリン明治のラガー」と「キリン大正のラガー」の2商品を12月10日より期間限定で発売すると発表した。両商品ともに、当時の味覚を忠実に再現したという。350ml缶のみの展開で、価格はオープン。コンビニでの予想小売価格は217円前後の見込み。「キリン明治のラガー」は、苦味の利いた重厚で調和のとれた味わいのビール。1888年発売当時はドイツ人の醸造技師がドイツ産の麦芽とホップを使用していたという。一方、「キリン大正のラガー」は原材料に米を使い、ビールの苦味にコクと芳醇さが加わった味わいが特徴。パッケージは、明治・大正各時代の商品ラベルをモチーフに、「キリンラガービール」らしい品質感と期間限定品として華やかさを感じるデザインになっている。
同商品の発売により、昭和の「クラシックラガー」と現代の「キリンラガービール」に加え、4世代のキリンラガービールが店頭に揃うことになるといい、同社では、「キリンラガー」が120年にわたり継承してきた「絆」を、今後も消費者に訴求していくとしている。販売予定数は大びん換算で約41万ケース。
笑止。
中身だけ再現しても、味まで忠実に再現したことにはならない。
パッケージおよび飲み方まで再現しないと。
まず、缶ではなく瓶にすること。
そして明治33年以前のものであれば、王冠ではなくコルクで栓をすること。
そして飲み方。
当時、ほとんどの家庭には冷蔵庫はない。
つまり、常温で飲んでいたのだ。
「ビールと日本人」(麒麟麦酒編)によれば、燗麦酒なるものもあったとか。
そこまでやらないと、忠実に味を再現したことにはならないのだ。