ペットボトル再使用

再利用ペットボトル トラブルで販売延期
2008年11月07日18時56分 / 提供:J-CASTニュース
捨てられたペットボトルを繊維などの原料として再利用する「リサイクル」は、すでに広く知られている。これを一歩進めて、回収されたペットボトルに飲み物を詰めて再び販売する「リユース」の試みが首都圏で進んでいる。ところが、再利用ボトルのサンプル検査で「味やにおいがおかしい」といった不具合が発覚。再利用ボトルの販売が延期されることになった。リユースはリサイクルよりも環境負荷が小さいとされるが、浸透するにはまだまだ課題もありそうだ。
「環境に良い」が「衛生・安全面で不安」
ペットボトルのリユースは1986年にドイツで初めて行われ、現在では20カ国以上で行われている。ドイツではソフトドリンク市場のうち、14.5%をリユース可能なペットボトルが占めている (07年、調査会社のGfK調べ)。回収率は、95%?98%と推計されている。
ペットボトルのリユース(15回使用)は、リサイクルの場合と比べて環境負荷が半分で済むとされ(02年ドイツ環境庁調べ)、「環境に良い」のは間違いないのだが、国内では「衛生・安全面で不安」という声も根強く、取り組みは遅れてきた。
だが、国内でもリユースの可能性を探ろうと、環境省が 08年8月から首都圏で実証実験を始めた。具体的には、横浜市と柏市のスーパー3店舗と生協店舗でミネラルウォーター1.5リットル入りの専用ペットボトルを新品状態で販売し、回収する。価格は130円だが、回収への動機付けのために、回収時に返却する「デポジット」として横浜市では10円、柏市では20 円が上乗せされる。
「プラスチック臭い」「石鹸臭い」
新品のペットボトルは8月末から9月初旬にかけて2020本が販売され、そのうち882本が回収。変形したものなどを取り除いた約550本が洗浄され、再使用されることになった。ところが、業者がミネラルウィーターを詰めて抜き取り検査を行ったところ、10人いる調査員の全員が
「プラスチック臭い」
「石鹸臭い」
などと異常を指摘したという。
環境省の環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室では、
「『石鹸臭い』ということからすれば、設備の洗浄が不十分だった可能性もあるが、あらゆる可能性を調査中」
と話している。
リユースボトルは11月8日に発売される予定だったが、今回の不具合を受けて、11月下旬以降に延期されている。店頭では、リユースボトルであることを明記して販売される予定。環境省では、実証実験の結果を踏まえて、コスト・環境負荷などについて評価を進めるが、「きれい好き」とされる日本国内の消費者がどのように受け止めるかが、ひとつのポイントとなりそうだ。

所詮無理な話なんだよ。
ペットボトルは元々使い捨てが前提。
本当に環境問題を真剣に考えるなら、リターナブルであることを当初から設計して作った容器でないと。
リターナブルで一番うまくいっていたのはビール瓶だ。
メーカー問わずだったし。
でも、重たい。
だから缶に取って代わられた。
何らかの素材で作った「マイボトル」が普及すると良いな。
自販機ではマイボトルに量り売りで直接入れられる仕組みのものを。
有人店舗ではもちろん量り売り。
醤油もみりんも酒もみんな量り売りに戻せば良いんだよ。
環境のことを本当に考えるならね。

無學童子
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