うなぎ
土用の丑でウナギが人気 スーパーでは中国産も
「土用の丑の日」を迎えた19日、夏バテ防止に滋養豊富なウナギを食べようと、ウナギ料理店は家族連れでにぎわった。東京都内の百貨店やスーパーの食品売り場もかば焼きを買い求める来店者で混雑した。国産ウナギの人気が続いている半面、不況で消費者の節約志向が強まり、スーパーでは低価格の中国産ウナギの販売も増加。東京都中央卸売市場のかば焼きの平均価格も昨夏より安くなっているという。
東京・日本橋にある創業135年のウナギ料理店「喜代川」には、午前11時の開店前から家族連れや常連客が詰め掛けた。
通常なら日曜日は定休日だが、この日は特別に営業し「約100人前のウナギを用意した」と店主の渡辺良江さん(67)。熟練の料理人が汗を流しながら、休む間もなくかば焼きを焼き上げ、タレと脂の焦げる香りが店内に漂った。家族で訪れた飲食店経営者(63)は「おいしい日本のウナギを、気持ち良く食べられた」と、満足そうな表情を見せた。
西武百貨店池袋本店(東京都豊島区)は18日からウナギフェアを開催。「静岡うなぎ漁業協同組合」などがかば焼きを出張販売した。地下食品売り場に出店する専門店では、国産ウナギを使った弁当などが人気を呼んだ。
鰻はあまり好きではないので、毎年この行事には無縁だ。
本当においしい国産の鰻を出す名店に行くならともかく、 節約と称してうまくもないスーパーの中国産鰻に手を出す気持ちがわからない。