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こういう不景気のご時世だと、仕事の売り上げも惨憺たるもの。
単価は下がる、件数も減る。

こうなってくると怖いもので、完全に価格の争いになる。

僕の大好きな自由主義市場経済では、価格競争になるのはやむを得ないと思う。

ただ、本質的には安売りって嫌なんだよね。
安ければ売れるのは当たり前。
営業の腕の見せ所ってのは、いかに高く買ってもらうか。
嫌な言い方だけど、お客の足下もきちんと見ると言うこと。

うちみたいに、決まった型番の商品を売っているところは、他との差別化が難しい。
だから、価格のたたき合いになっちゃうことがほとんど。
うちが低価格で見積もり合わせに勝てるとしたら、仕入れのスケールメリットがでかいから。
最終的には会社の大きさの問題であって、営業の能力の問題ではない。

官公庁の入札なんてそのもっともたるところ。
だから談合なんかが起こる。
談合ではないとしても、ほぼ出来レースだったり。

所詮、物売りなんてそんなもの。
江戸時代の身分制で言えば、「商」は下位だよ。穢多や非人よりは上だけど。

ま、金貸し(銀行)や人買い(人材派遣)よりはましだけど、誇りの持てる職業ではないな。
やっぱり、ものつくりや文化の担い手を目指すべきだな。

無學童子
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