値切る

いまどき何が値切れる?

100年に一度の大不況の真っ只中、いったい何をいくら値切ることができるのか?

流通ジャーナリストで”国際値切リスト”の異名を持つ金子哲雄さんに、値切りの実際をきいてみた。
「大きなものでは不動産から、小さなものではスーパーのお惣菜まで値切ることができるんです。国際値切リストですから、海外でももちろん値切りますよ」と金子さん。

過去に値切った額で大きいのは、越後湯沢の別荘で350万円から50万円値切ったこともあるそうです。乗っている車も88万円から38万円ほど値切り、50万円で購入に成功。ふだんの生活でも、何かを買うときには必ず一度は値切ってみるのが習慣になっているのだとか。

いったい金子さんのその値切りに対する真摯な姿勢は、どこから生まれたのかを聞いたところ、小学校2年生の頃にルーツがあると言います。
「小学校2年生から親から定額のお小遣いはなかったんです。毎朝、新聞の折り込みチラシをチェックし、各商品で一番安いものに丸をつけるんです。夕方、母親からお金を渡され、最安値の物を買ってきたら、その差額が”お小遣い”になるというわけです。それが日常だったので、自然と底値や、どの商品であれば値切れるのかが感覚的にわかるようになったんです(笑)」

また、金子さんは、高校時代に「人はみんな平等ではなく、スタートラインが同じではない」ということに愕然としたと言います。
「名字がそのまま、有名企業の名前となっている人がいるのを目の当たりにして、普通に努力しても、この差を埋めることはできない、と悟りました。以来、『年収 1000万円』を目指したり、収入を上げるための努力をするよりも、決まった収入の中で、いかに安い商品を探し、賢い支出方法を学ぶことで、少しでもゴージャスに暮らすか、を検証するようになりました。これが”超三流主義”という生き方の原点なんです」

「例えば、だから彼女とお付き合いするのも、ワイキキの海に行きたいという子ではなく、江ノ島の海を見て、素直に喜んでくれる人がGOODですね。これぞ”超三流”な恋愛です」

実際に、奥様はそういう方なんですか? という突っ込み質問にも、
「もちろんです。うちの奥さんはパーフェクトに”超三流主義”的女性です」

おお?、はやり生き方にぴったり合った女性でないといけないんですね。
「そうですよ、だって値切っている姿を見て、『合理的でステキだわ』と思う女性ではなく、『なんなの? ケチくさい』と思う女性では、長続きしないじゃないですか。国際値切リストでもある僕の”超三流主義”を一緒に楽しめる女性がうちのワイフですね」

ちょっとのろけつつ……。金子さんは、最後にひとつの値切りの原則を話してくれました。
「値切りのダンディズムともいうべき、どうしても譲れない点がひとつあるんです。それはお店やメーカーに迷惑をかけないこと。自分の私利私欲ばかりにとらわれて何でも値切ったりしてはいけないのです。一番のポイントは、値切る商品を選ぶこと。その商品が、お店やメーカーで不人気であまったり、在庫品になったりしているものを選んで値切るのがたいせつなのです」

ほほ?。なるほど。そこが値切りのプロの由縁なんですね!
「むやみやたらに値切って、お店に迷惑をかけると再び来店しにくくなりますし、相手の人に感謝してもらえて、同時に自分も喜べることが、経済にも世の中にも良い循環になるんです」と今日も新幹線の駅でお弁当を値切ったというツワモノの金子さん。

では最後に、値切る商品を見つけるコツは? と伺うと、
「それは、店員さんに直接、聞けばいいんです、『今、値引きできるのはどれ?』って!」
とのこと。やっぱり、率直に質問することが良い値切りができるコツなのかも。
それにしても、この東京で値切れるものが多いなんて意外でしたね……。
(カシハラ@姐御)

この記事はmixiにも出ていて、この件でいろいろと日記が書かれていた。
「値切るなんて当たり前」とか「値切れない」とか「恥ずかしい」とか。

少なくとも、車や不動産など、値の張る買い物は値切ってみて損はないと思う。
だって、もともと値引きが前提になっている価格だから。

家電はちょっと微妙かな。
普通、明らかに仕入れ価格を下回るような価格での販売は出来ないけれど、大手量販は社員クラスでも仕入れ価格はわからないはず。
仮に伝票上の仕入れ価格がわかっても、対策費まではわからない。
ってうことは、値引き権限もたかがしれていると言うこと。
今は、昔の秋葉の店みたいにはいかないかも。
ただし、仕入れ原価にかかわらず、他店対応はするし、値段が下がらなくても何かおまけをつけてくれたりするかもしれないから、試してみて損はないとは思うけど。

で、僕はと言うと、不動産も車も買ったことがないので、大物での値引き経験は無し。
小物で値引くのはちょっと。。。
キャッシュレス主義だしね。

高いものを、言い値で、顔色一つ変えずに買えるようになるのが目標だな。

無學童子
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