葦分け舟 その二 呪われた切符
マイミク氏ら三人は東京から、私だけ大宮から新幹線に乗車と言うことで、発案者から「郵便ではなくメール便で」新幹線の切符を送ってもらう。
この旅は20日/21日だったのだが、例のメールの件があって、私が切符を受け取ったのは17日。
座席を確認したかったので、早速封を切って切符を見る。
「9月9日 あさま○号」とある。
9月9日?
9月20日じゃないの?
と言うことでメールをする(実はこのメールも届かない)も、重要な話なので電話することにする。
彼は焦っただろうなぁ。
指定を取り直すにしても、シルバーウィークだし、あと3日じゃもう無理だろう。
最悪の場合、自由席で行けばよいだろう。
でも、払い戻しは出来ると良いな。
しかしながら、翌日すばらしい連絡が。
なんと予定通りの日時で、4人並びでとれたという。
奇跡だな、こりゃ。
さすがに切符の受け渡しは間に合わないので、私は当日最寄り駅から大宮までSuicaで乗車し、大宮で事情を説明して新幹線に乗り、社内で友人から切符を受取り、上田で間違った方の切符を払い戻すことになった。
私は当日その指示通り最寄り駅から電車に乗ろうとしたのだが、何となく引っかかったので、Suicaで入場せず、大宮までの切符を買った。
大宮の新幹線窓口にて
僕「品川駅で発券ミスがあり、切符を交換したが、私の切符は差し替えられなかったので、品川駅での指示で、友人から新幹線車内で受け取るようにと言われた。払い戻しは上田で受けられるので、この改札を通して欲しい。」
駅員「?」
そりゃそうだよな、こんなややこしい話、わかるわけない。そこで、
私「大宮までの切符はこれ。新幹線の切符は、東京から乗っている友人がもっている」
これでようやく理解していただけた。
本当はもうちょっと長くて、5分くらいのやりとりだったんだけど。
Suicaだと大宮までの切符をすぐに見せられないので、紙の切符で正解だった。
友人には即「無事大宮の新幹線ホームに着いた」とメールするも、結局届かない(嗤)
これでやっと改札を通り、友人たちと車内で合流した。
なんだか多難な旅だよ、こりゃ。
だからこの旅行記は「葦分け舟」と名付けた。