葦分け舟 その四 呪われた夕食
オラホでタクシーを待つ間、隣の物産館で宿で飲むためのビールを購入。
ついでに、おつまみとしてイナゴの佃煮なんかも。
これ、グロテスクだけどうまいんだな。
大屋駅から、今度は上田を通り過ぎて戸倉駅に。
戸倉駅からは散歩がてら徒歩で宿まで。
上山田温泉にある、朝日ホテルに投宿。
チェックインした後、食事まで時間がある(オラホのせいで昼食が遅かったから、遅めの時間にしてもらった)ので、一休みした後散策。
女将から万葉橋の袂に「千曲川」の歌碑があってボタンを押すと音楽が流れると聞いていた。
実際見つけてボタンを押すと、夕方で周りにあまり人がいない中、すばらしい大音量。
誰だよ、ボタンを押したのは(笑)
コンビニに寄ったり花街を通ったりして宿に戻る。
デジカメを忘れて外出したのが悔やまれるな。
さて、夕食な訳ですが。
ビールを頼むと、出てきたのがアサヒスーパードライ。
若干舌打ちして飲むと、ケルシュよりうまい(笑)
さて、料理はなかなかうまかったのだが、ものすごくおなかがふくれてからご飯の入ったおひつと汁物が。
「おなかいっぱいだけど、どうしよう」と。
なんか、たまらない空気が流れる。
皆さんご飯は食べられないという。
でも、手をつけないのは何となく悪いから、僕は少しだけ食べる。
食べるというか、「手をつけました」という偽装工作。
長年ここにいるであろう仲居さんが、「手をつけられなかったんですね」とプチご機嫌斜め。
あ、いや、僕は食べたんですけど。。。
夕食後風呂に入る。
泉質は悪くないのだが、設備がいまいち。
そして、またビールのお時間。
オラホで買ったゴールデンエール1リットル。
駅から宿まで30分弱、これをもって歩いていたら、手が痛くなったぜ。
でも、痛くなった甲斐があるくらいこれはうまい。
1リットルをあっという間に飲み干して、10時過ぎにはチャンチャン。