大乱歩展

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土曜日は午後からのんびりと石川町へ。

神奈川近代文学館の大乱歩展をみるため。

うっかり石川町を過ぎて、山手まで行ってしまったので、会場へはバスで向かう。

この展示会、規模を見誤っていた。
15時頃ついたのだが、閉館17時のぎりぎりまでかかってしまった。

乱歩というと、僕には少年探偵団と、春陽堂文庫のおどろおどろしい表紙のイメージが強い。
春陽堂文庫は、活字が欠けていたり印刷が不鮮明なところがあったり、中身も異様な雰囲気であった。

全集はいくつか版があったが、絶版して久しく、古書価格も高くて僕の買える値段でもなかった。
数年前に光文社文庫から乱歩全集が出て時は大変うれしかったものである。

さてこの展示会は、600点という大規模な展示を通じて、乱歩について回顧するものであった。
過去、これだけ大規模なものはなかったと思う。
これだけ大規模なものをみる機会は、今後なかなかないだろう。

わざわざ横浜まで足を伸ばした甲斐があった。

無學童子
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