トラベルトラブル

ネットで旅予約、便利でもトラブルも急増

 インターネットを利用して航空券を購入したり、ホテルの宿泊を予約したりする人が増えている。

 パソコンや携帯電話でどこからでも利用できる便利さの一方で、契約を巡るトラブルも増えている。

 国民生活センターによると、ネットでの航空券購入を巡る2008年度の苦情相談件数は322件で、3年前の3倍以上に増えている。寄せられた相談の一つ、60歳代男性の事例によると、今年8月にネットで格安航空券を購入した際、搭乗日を間違って入力してしまった。旅行会社にすぐに誤りを申し出たが、変更も払い戻しもできないと言われた。

 ネットでホテルや旅館の宿泊を予約する際のトラブルも目立つ。08年度の苦情相談件数は124件で、やはり3年前の3倍近い。30歳代の女性の事例では、今年5月、ネットで旅館の予約をしたが、画面では「予約ができなかった」と表示された。別の旅館に宿泊したが、後日、その予約できなかった旅館からキャンセル料を請求された。

 消費生活相談を行っている日本消費者協会の広重美希さんによると、ネットでの契約の場合、契約の成立時期を巡る勘違いからトラブルになるケースも多いという。

 ウェブサイトで商品を購入する場合は、申し込み画面に入力し、確認画面を見て、承諾画面に切り替わったら、契約が成立する。確認のメールが送られてくるとは限らない。メールが来ないので契約は成立していないと勘違いしている人もいる。

 広重さんは「ネットでの契約は、便利さの一方で、トラブルに巻き込まれる可能性も高い。安易に契約をせずに注意事項をきちんと読むことや、信頼できる業者を選ぶことが大切」と注意を呼びかけている。
(2009年10月31日00時35分  読売新聞)

苦情件数が3年前の3倍になったそうだが、利用者は何倍になっているのだろう?
注意喚起ということでは意味にある記事かもしれないけれど、情報が一方的だと思う。

ネットで購入するというのは、対面販売とは根本的に意味が違う。
対面販売においては、重要事項を伝えないことは販売側の落ち度である。
でもネット販売の場合、重要事項を読まないことは買う側の落ち度である。

60代男性の場合、注意事項を読まずに決済してしまったのは間違いない。
これは、業者側が不誠実だったとしても、男性側にも大きな落ち度がある。

旅館の予約をした30代の女性はシステムトラブルだろうから、気の毒な話だ。
だが多くの予約サイトは会員制で、自分の注文履歴は見ることができるはず。
決済が不成立であったとしても、注文履歴を見る習慣があればこのようなトラブルに巻き込まれることはなかっただろう。

現実の店舗であれネットショップであれ、不注意な買い物行動をとる人が多いことに驚く。
代表的なSNSのAmazonコミュニティを見てみると、低レベルな質問ばかりが並んでいる。

「先ほど初めてamazonで本を注文したのですが、いつ頃届きますか?」
「マーケットプレイスってクレジットカード以外支払い方法無いらしいんですけど、僕クレジット持ってないんですょ。 何とかならないですか??」
「初めまして。不安なことがあります。

とある洋書を注文しました。通常は3?4週間ほどで到着する予定だったそうですが、配送予定日の直前にメールで「4週間?6週間ほど遅れる」との通達がありました。

こういうケースは、本当に6週間以内に届くのでしょうか?

同じ内容のメールが6週間後にまた届くようなことはありませんか?」

これはAmazonユーザのコミュニティで質問するような内容じゃない。
Amazonに聞くべきことだろ。
納期なんて、実際に発送するAmazon以外にわかるわけがないじゃないか。

くだらない質問の多くは、Amazon.co.jpのヘルプページに答えが出ているし、載っていなければカスタマーサービスに問い合わせれば良いだけのこと。

ヘルプページから自分の疑問に対する答えを見つけることがで面倒だと感じたり、問い合わせすることができない人は、そもそもネット通販などやる資格がない。

無學童子
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