携帯電話にかかるお金
販売奨励金モデルから割賦などへの移行が進み、店頭で表示されている携帯電話の価格は過去とは比べ物にならないほどの値となっている。一方で月額料金は非常に安いプランが登場しているが、携帯電話ユーザーはこのような状況をどのように感じているだろうか。
インターネットコム株式会社と株式会社マーシュは、「携帯電話の料金・価格に関する調査」を行い、携帯電話にかかるお金に対する意識を探った。
調査対象は、全国の10代?60歳以上のインターネットユーザー300人。男女比は男性50.0%、女性50.0%、年齢別は、10代2.7%、20代17.3%、30代20.0%、40代20.0%、50代20.0%、60歳以上20.0%。
回答者のうち携帯電話の所有者は281人で、この回答者に対して質問を行った。
まず、現在の携帯電話の端末価格をユーザーがどう感じているのかを見よう。281人に「現在販売されている携帯電話の価格をどう感じますか?」との質問を行った。
その結果は、「高すぎる」との回答が68.7%(193人)と約7割にまで上り、「少し高い」22.8%(64人)との合計は91.5%と9割にまで達した。「適正価格である」との回答はわずか3.9%(11人)で、「安い」とした回答者はゼロであった。
今年5月の調査では、「高すぎる」との回答は62.5%であり、携帯電話の端末価格を高すぎると感じるユーザーは増加傾向にあるようだ。
では、月額料金に関してはどうだろうか。同じく281人に「現在の携帯電話の月額固定料金に満足していますか?」との質問を行った。
「とても満足」との回答は3.2%(9人)であり、「不満はない」は31.3%(88人)と、端末価格に比べると不満の声は少ない。
最後に携帯電話ユーザーが、どのコストを下げて欲しいと思っているのかを見よう。「携帯電話にかかるお金で最も安くなってほしいものを選んでください」との質問を行った。
最も回答を集めたのはやはり「携帯電話本体の価格」で、31.7%(89人)と3割を超えている。それに次いだのは「月額固定料金」だが、20.3%(57人)と、本体価格に大きく差をつけられている。
かつては安かった携帯電話だけに、昨今の端末価格には多くのユーザーが不満を感じているようだ。
(調査協力:株式会社マーシュ)
みんな視野が狭く、物忘れが激しいらしい。
まず第一に、携帯電話のコストは電話機本体の価格と月々の支払いの両方で見なければならない。
携帯電話の購入価格が上がっている代わりに、月々の支払金額は大幅に減っているはず。
昨今の料金体系の変更は、端末を短期間で買い換えていた人には値上げだろうが、僕みたいに端末を長期間使うユーザーには結果として値下げとなっている。
そもそも今の、の携帯電話の価格を高いと思う感覚がおかしい。
携帯電話と言うことは忘れて、多機能な携帯型端末として認識してみよ。
デジカメにWEBブラウザ、メール、ゲーム、音楽プレーヤー、ワンセグTV、ICカード、GPS、そして通話機能。
5万円でも決して高くはない。
10年前に僕が初めて携帯電話を持ったときと比較して、かかるコストはかなり安くなった。
値段は安くなるに越したことはないけれど、その値段はトータルの価格であって、端末価格や月額料金に分離して考えると、販売奨励金モデルのような詐欺まがいの商法にだまされることになる。