ロックフリー
何を今更、という気がしないでもない。
携帯電話:「SIMロック」解除努力を要請方針 副総務相
2010年4月2日 21時28分 更新:4月2日 21時53分
内藤正光副総務相は2日、携帯電話端末を特定の通信会社の回線しか使えないようにする「SIM(シム)ロック」の解除を各通信会社に要請することを明らかにした。携帯電話事業者の競争を促すのが狙い。携帯大手4社は「利用者が求めるなら解除に応じる」などとしている。
携帯電話には、電話番号などの情報を記録したSIMカードが入っている。現在は、契約した携帯事業者でしか使えないようロックがかかっている。ロックが解除されれば、利用者はSIMカードを差し替えて事業者を変えて使うことが可能になる。
携帯電話各社は、多額の奨励金を販売店に支払って端末を売り、月々の通信料で回収する仕組みを作ってきた。だが、簡単に別の会社に乗り換えられてしまうと、この仕組みが成り立たなくなるため、ロック解除に慎重だった。しかし、同日に総務省で開かれたヒアリングでは、「販売から一定期間が経過すれば、お客様の意向に従うべきだ」(NTTドコモ)などの意見が出て、最終的に総務省がロック解除を努力義務として各事業者に要請することでまとまった。
総務省は早急に、実施に向けた指針を策定し、販売後どの程度の期間でロック解除できるようにするかなどを定める。ただ、ロックが解除されても、周波数帯が違う事業者間では乗り換えができなかったり、iモードなど事業者ごとに異なるサービスは使えないなどの課題は残る。【望月麻紀】
そうすべきなんだよ。
ロックをかけ、端末をメーカーではなくキャリアが販売。
奨励金で端末を安くする代わりに、月々の料金が高くなっている。
販売方法として、かなりゆがんでいると思う。
日本の携帯電話は世界でも最先端だというけれど、おかしなシステムのおかげで同一端末を海外で大量に売りさばくことができず、結果として高値になっている。
iモードなど事業者ごとに異なるサービスは使えないなどの課題は残る。
これは課題ではなく、むしろユーザーの囲い込みのためのツールといえるだろう。
iモードが使いたければドコモで契約するしかない、というような、サービスでの差別化ができなければ不毛な競争にしかならない。