大失言?
大阪で市長やっている人が乱暴な発言をして反発を買っているようで。。。
ツイッター含め発言の全体を見ると理解は出来るけれど、どんなに的を射た発言でも言い方と時期を間違えると一部だけ切り取られてネガティブキャンペーンやられるのは目に見えているわけで、そういう意味ではやはり愚かな発言だったと思う。
ポイントとしては
- 従軍慰安婦は当時は必要であった。
- 同様の制度は他国もあったのに、日本だけ悪者扱いされる筋合いはない。
- 日本軍が組織的に関与した証拠はない。
- 従軍慰安婦は今は容認できない。
- 日本は敗戦したのだから、侵略と言われても仕方ない。
といったところかな。
こういう風にまとめるとそうおかしなことは言っていない。
ただ、公人が発言して良いのかというとそれは別問題。
失言って言うのは不用意に本音を発言してしまうことで、立場を危うくすることをいう。
今回の場合、ほぼ確信犯で言っていると思われるので失言とは言い難い。
一応僕の考えを述べておこう。
従軍慰安婦については、強制連行した確たる証拠は存在しないし、日韓基本条約で解決済みとする姿勢は今後も続けるべき。
南朝鮮の人がそれで納得できないとしても、そういった形で解決させてしまった過去の政権が間違っているのであって、日本側に非はないということを理解させないといけない。
おそらく、実際にはそういった問題はあったのだろうと推測する。しかしながら、既に長い年月がたってしまい、事実上立証は不可能だろう。
もし今が数十年も前なら、むしろ積極的に認めて賠償金を支払った方が良かっただろうが、こうなってしまった以上もう認めるべきではない。
僕は、過去の行為の評価は過去の基準で行うべきだと考える。
確かに、現在の基準に照らせばこれは人権問題だ。
だが、人権などという概念が認識されなかった時代の行為を、人権で裁くことは出来ない。
慰安婦問題せよ何にせよ、それは当時の法で裁かれるべき問題だ。
ポイントとして挙げてる5点について
私の印象・意見としてはこんな感じでしょうか。
・従軍慰安婦は当時は必要であった。
必要だったことが事実だとしても
正当性を主張できるわけじゃないのに、
こういう言い方は言外に正当性を主張しているように受け取られる。
本人は正当性を主張してはいない、という逃げ口を残してるつもりだろうけど、
世論はそこまで厳密に受け取るわけじゃない。
・同様の制度は他国もあったのに、日本だけ悪者扱いされる筋合いはない。
スピード違反で捕まったドライバーの主張と変わりません。
少なくとも日本が主張したところで誰も説得できないでしょう。
・日本軍が組織的に関与した証拠はない。
主張すべき部分は歴史的事実として主張すれば良い。
今回の暴言の中の言葉として暴言と同列に並べられてしまうことの方が問題。
・従軍慰安婦は今は容認できない。
わざわざ言う必要がない。
じゃあ当時は、と攻撃の糸口を与えるだけ。
日本は敗戦したのだから、侵略と言われても仕方ない。
勝とうが負けようが、
領土の拡大のために戦略的意図を持って
武力で他国に進軍すれば侵略。
うっかりしてしまった失言ではなく
問題になることをある程度予測しておきながらあえて放言してしまう
彼の性格・精神が何よりたちが悪いと思います。
大筋同意ではありますが。。。
>スピード違反で捕まったドライバーの主張と変わりません。
国家間の紛争は法律ではなくパワーゲームですので強い国の主張が通ります。従ってこの比喩は筋違いです。
>武力で他国に進軍すれば侵略。
言葉の定義はそうでしょうけれど、問題にしているのは責任を問われるか問われないかです。
パワーゲームに勝った国は責任を問われません。
世界最大の版図を誇った英国は私の記憶では一度も責任を問われたことはないはずです。それは基本的にずっとパワーゲームに勝ち続けているからです。
また中国も同様に責任は問われていません。
日本は大東亜戦争でパワーゲームに負け、ポツダム宣言・東京裁判の判決・サンフランシスコ講和協約・その他個別の平和条約を受け入れたから、日本が侵略国だと言うことで確定したわけです。