「センター・オブ・ジ・アース」の続編。

前作の原題は”Journey to the Center of the Earth”なのでほぼカタカナにしただけ。
原作はジュール・ベルヌの『地底探検』で、英語版の題名は”Journey to the Center of the Earth”なので、何の問題も無い。
ところが本作の原題は”Journey 2: The Mysterious Island”。
原作はジュール・ベルヌの『神秘の島』で、英語版は”The Mysterious Island”。
当然地中探検の要素は何もないため、邦題の「センター・オブ・ジ・アース2」の部分はおかしいと思う。

内容は前作と同様、「ディズニーシーにあるアトラクションに乗っている感じ」。
ただ、前作は人が死ぬことはおろか、怪我をすることすらなかったのに対して、本作では主人公が怪我をするシーンがある。
批判を反映したのだろうか？
それでも、やはり無害な映画なので、安心して家族で観ることが出来る。

前作から引き続いているのは主人公だった少年だけ。
同じく主人公だった大学教授で少年の叔父は出て来ない。
代わりに、母親の再婚相手と祖父が出てくる。
この祖父を演じるのはなんとハリー・パーマーシリーズなどで有名なマイケル・ケイン。こういうC級映画にも出るんだと驚いたが、調べてみたら、ギャラとスケジュールが合えば何でも出るとのこと。量が質になる典型なのかもしれない名優。

安心安全は前作とかわらないが、人間関係の深さなどはこちらの方がずっと興味深い。
C級映画だけど、続編の方が評価は高い。
☆☆☆★★

余談だけど、ジュール・ベルヌって読んだことないんだよなぁ。

画像引用元 映画.com