マンション管理組合のこと
マンションの管理組合が抱える問題についてエントリーを書こうと思ったところ、よく考えたらその前提となることを書いていなかった。Twitterではちょいちょい呟いていたんだけど。
現在住んでいるマンションでは比較的初期から管理組合の役員をやっている。
10期中6期役員で、うち3回は理事長、2回は監事、1回は副理事長である。
やり過ぎ説もあるが、10期中7期やってうち6回理事長って人もいるし、9期役員やっている人もいるので、多くはあるけれど一番多いわけではない。
ちなみに9期やっている人は本当は10期やりたかったのだろうけど、当時は管理規約で役員の多選防止で3期までと言う制約があったため、出来なかったと思われる。その多選防止の規約を外したのは僕である。
僕が最初に役員をやったのは3期目である。実は最初からやろうとも思っていたのだが、管理会社提案の輪番表を見ると比較的初期の3年目に回ってくることが分かったため、様子を見ることにした。
1年目は立ち上げと言うこともあり、大変だろうというわけだ。案の定、今第1期の議事録を見返すと、冷や汗が出るような大変さである。
僕が危惧していたのは、修繕積立金の不足だ。これが不足すると、例えば10年目に計画されている大規模修繕が実施できなくなる、と言うことだ。実際に実行する前に見積を取って、積み立てている金額との差に唖然とすることになる。
危惧するに至った理由は二つある。一つは、実家のマンションだ。ずさんな修繕計画を放置した結果、大規模修繕を行う前に積み立て不足が分かり、3年にわたって多額の追加徴収が行われたのである。バブル前で、物価がどんどん上がっていた頃だ。
もう一つは、2014年に行われた8%への消費増税である。現行の修繕計画に増税は織り込まれていない。また、2015年にも10%に上がる予定だった。
僕が管理組合の役員になったのは、大規模修繕計画が見直されないまま時間がたって、直前に大きな負担金が生じるのを防ぐための、極めて個人的な動機からであった。
具体的な話は、個人的な回想も交えつつ、不定期で書いてゆこうと思う。