マナーってなに?

けんか両成敗…携帯使用で殴り合いで逮捕
2008.12.23 16:40

 大磯署は22日、傷害の現行犯で、横浜市保土ケ谷区霞台のパート、佐藤時光容疑者(55)と住所不定の機械設計士、太田一正容疑者(50)を逮捕した。

 調べでは、2人は同日午後6時半ごろ、JR東海道線二宮駅?大磯駅間を走行中の上り電車内で、携帯電話の使用をめぐりトラブルとなり、顔を殴り合って互いに軽傷を負った。

 佐藤容疑者が優先席でメールをしていたのを太田容疑者が注意したことで、トラブルになったという。

ま、どっちも大馬鹿やろうには違いない。

でもね、佐藤容疑者がやっていたことが何故とがめられなければならないのか、実はよく考えなければならないことだと思う。

今のところ鉄道事業者が「優先席付近では電源OFF」としているから、佐藤容疑者は確かにそれに違反している。
じゃあ何故鉄道事業者は「優先席付近では電源OFF」というルールを設けているのだろう。

ペースメーカーが誤作動するというのが鉄道事業者の主張のようだが、実際に誤作動が起きた例は報告されていない。
実験では、干渉距離は第2世代携帯電話では11.5cm、現在主流の第3世代では1.8cmであった。PHSに至っては全く問題が起きないことがわかっている。
しかも干渉を受けたペースメーカーはごく一部で、機種名は発表されていない。

体の中に埋め込まれている状態で、近距離に近づくことは現実的ではない。

しかもペースメーカーは一生使用する機器ではなく、電池交換のために長くても10年程度で交換される。
携帯電話の電磁波とペースメーカーの干渉について問題提起されてから相応の時間が流れており、現在稼働中のペースメーカーの中に問題のある機種が残っているとは考えにくいし、あったとしてもかなり少数なのではないだろうか。

従って、事実上電車内での携帯電話使用はペースメーカー使用者にとって無害であると言える。

こういった事実を伝えても、「ペースメーカー使用者には不安があるため」として鉄道事業者は方針を撤回していない。

多くの人の利益を考えるならば、携帯電話は電車内で使用できるようにすべきである。
科学的に問題がない以上、禁止する理由は存在しない。

電車内で携帯電話の通話を行うことが「うるさいから迷惑」というのは、大声で話をしている人も同じことだし、イアホンの音漏れも同様である。
そもそも電車内が静かである必然性はなく、公共の場所であるからには、その他の公共の場所と同様、それなりの喧噪は容認されるべきである。

日本の社会はいつからそんなに心が狭くなったのだろうか。

「うるさくて眠れない」なんてのは論外で、長距離列車や寝台車などの列車以外では他人の眠りについての考慮なんて必要ない。短距離近郊列車は寝る場所ではないのだ。

資料
電波の医用機器等への影響に関する調査結果

無學童子
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