C&W
自宅のインターネット環境は、NTT東日本のBフレッツマンションタイプで、プロバイダはOCNである。
思えば僕がインターネットを最初にははじめたときは28.8kbpsのダイヤルアップだった。
それが56kのモデムになり、少しだけ我慢してISDNを導入せず、ADSL1.5Mbps、その後ADSLも8Mbpsまで増速、引っ越しを機会にCATVで30Mbps、そして現在に至る。
家庭内のネットワーク環境も結婚を機に本格的なLANとなり、現在は3台のPCがギガビット接続である。
家庭内ネットワークの最大の問題は「有線」であるということだ。
モールをはわせ、超薄型のケーブルで扉部分を乗り越え、本棚の裏を大回りして目立たせないように配線してある。
なぜ有線にしたのか。
理由は簡単、無線は遅いからだ。
せっかくインターネットは速くなったのに、家庭内のネットワークで遅くすることは我慢ならない。
見た目よりもインターネットの早さをとったのである。
でも2006年になって、IEEE802.11nのドラフト規格に対応した無線製品が多数出てきた。
2006年に製品が出た当初は、本当に正式策定された11nに対応できるのか怪しいものだった。日本の電波法との絡みもあり、実効速度もそれほど速くもなく、価格も高かったので大きなメリットを感じなかった。
現在の11nドラフト規格の製品の実効速度は、電波法の改正もあって、多くが我が家のインターネットの実効速度を超えている。
つまり、無線を導入してもインターネットの速度が落ちないと考えられるのである。
ついに価格などの導入メリットを考える時期にきたのかな。
既存のルータも導入から3年以上経過しているし。
有線LANで特に困っているわけではないので、優先順位としては高くないが、いつでも導入できるように研究だけはしておかないといけないだろう。
ちなみに、現状考えられることのメモ。
現状我が家は、ダイニングキッチンにある電話線付近から光を引き込み、モデムと無線対応のルータを挟み、有線でリビングを経て寝室に線を回し、GigabitのHUBで2台のPCに接続、このHUBから2本の線を部屋を大回りしてリビングに戻し、1本をPCに、もう1本をAV機器に接続している。
無線化する場合、現在のルータを11n対応のものに置き換え、LAN端子用無線子機を寝室とリビングに一台ずつおいて、既存の機器に接続する方法が考えられる。
寝室のPC2台と、リビングのPCとAV機器はそれぞれ近接しており、それぞれの機器に無線子機を接続するよりも安価に導入できるのと、Wake On Lanへの対応の問題が解決できそうだからだ。
我が家のPCはリモート操作で携帯から制御できるようにしてあるが、その際リモートで電源を入れるためにWake On Lan(WOL)機能を使用している。
もしPCにUSB接続で無線子機を設置した場合、PCの電源が落ちている=無線子機の電源も落ちている、ということになりWOL信号をPCに遅れないと思われる。
その点、たとえばWLI-TX4-AG300Nのような無線子機を使用すれば、有線LANの途中の経路が無線になるだけだから、信号が届かない心配もない。
ただし、この機械の電源は常に入りっぱなしになるが。
これで来年あたりは、うちも無線化されるのかな、という気がしてきた。
ちなみにタイトルの「C&W」とは、Cable and Wirelessです。