Electronic money4
クレジットカード派の僕が電子マネーにこだわる理由は、その支払いが間接的にはカード払いだからだ。
一回の会計が3桁の買い物も、一月で見ればかなりの金額になるだろう。
でもさすがに3桁の金額でクレジットカードを出すのも気が引ける。
カードリードをして金額や支払い方法を入力し出てきた伝票にサインして、という作業は決して楽ではない。
大手スーパーのようにPOSレジ上ですべて手続きできてサインレスなら遠慮はいらないが。
現金を避けるのは、そもそも現金の管理が面倒なのと、現金で払っても得にならないことが多すぎるからである。
先日の件では、最終的にVIEWカードポイントで結構な金額のルミネ商品券を獲得した。
定期券や切符・飲み物などを現金で買っていたら、同じ支出であるにも関わらず、ルミネ商品券を手に入れることはできなかった。
得したのは、可能な限りビックカメラSuicaカードとモバイルSuicaで支払い、モバイルSuicaへのチャージはビックカメラSuicaカードを使ったからだ。
基本的には支払いが得な方を選択する。
だから電子マネーにこだわるのだ。
毎日毎日JRで通勤し、職場は日本一乗降客数のある巨大ターミナルのそばである。
ということは僕にとって一番メリットのある電子マネーはSuicaということになる。
だからモバイルSuicaをメインにし、チャージ用にビックカメラSuicaカードを使用している。
次に僕との接触率の高いのは、やはり普及率が高いEdy。
モバイルで使っているが、これはどのクレジットカードでチャージしてもカードポイントがつかないからあまり使いたくない。
QUICKPayは上記と違ってポストペイだからチャージの必要がない。
面倒が省けるという意味では上記よりも有利。
モバイル版をみずほマイレージクラブカード、カード版をセブンアンドワイ系列のIYカードに紐付けして導入した。
nanacoはというと、モバイルで持っているが特にセブンイレブンを多く利用するわけでもなく、あまり意味はない。
ただ、当初は現金チャージしかできなかったのにIYカードでチャージできるようになったのでこれから使用機会は増えるかもしれない。
nanacoとQUICKPayといえば「QUICKPay(nanaco)」というサービスが始まった。
これはIYカードとnanacoのカード版を持っていると利用できるサービスで、要はnanacoのカード版とIYカードを紐付けして、QUICKPayとして利用できるようにするもの。
IYカードポイントもnanacoポイントも両方貯まる優れもの。
今僕の財布にはIYカードとそれに紐付けしたQUICKPayカードが入っているが、そのQUICKPayカードはnanacoカードに置き換えられるし、ヨーカドーでの買い物も2万円を超えない限りはそれで可能だから、IYカードも財布に入れておく必要がなくなる。
これは早速申し込まなくては。
WAONはというと、なんか必要なさそう。
イオングループの店ってほとんど行かない。
それにWAON対応ならほとんどの場合Suicaも使えるから。
VisaTouchはサンクス以外にはどこで使えるのかよくわからない。
WAONもVisaTouchも、何か機会があれば手に入れたいとは思うけど、それで会計が大きく得になるとは思えず未だに導入していない。
さて、存在感のある電子マネーで残っているのはiD。
使用できる店舗もそこそこ多く、ポストペイの中ではもっとも普及しており、決済用の端末普及台数はQUICKPayの約5万台に対して、iDは17万台と圧倒的である。
iDにしか対応していない店も結構あり、これを持たないのは大きな穴である。
電子マネーが使えるのに現金で払うということほど嫌なことはない。
携帯がauのためモバイル版は導入できないので、手持ちのカードをiD搭載のものに切り替えた。
iDの導入で、僕の生活圏の電子マネーカバー率はほぼ100%対応に近くなるんじゃないだろうか。
地方都市の私鉄系の電子マネーのカバーは無理だから諦めるしかないが、電子マネー同士が相互利用をする動きや、インフラを共通化する動きがあるので、今のままでも勝手に全国対応になるということに期待をしたい。
このままで行くと、すべての支払いが非現金化されるのも結構近いのではないだろうか?
【電子マネーにまつわる余談】
8日に東京ディズニーランドに行った時に確認したのだが、パーク内では電子マネーは使えなかった。
JCBが公式スポンサーなので、QUICKPayくらいは使えるかと思っていたのに。
DoCoMoも公式スポンサーだから、その兼ね合いなのだろうか。
先日新宿郵便局で郵便物を出した際にSuicaを使おうとしたら「時間外です」といわれてしまった。
どうやらゆうゆう窓口では使えず、通常営業の窓口でのみの取り扱いのようだ。
ということは平日休日ともに9時から21時の対応ということになる。
ちなみに郵便料金・切手・収入印紙ほか、原則として郵便窓口で取り扱いのすべての支払いに使えるらしい。
試験サービス中であり、全国でもSuicaが使えるのは新宿郵便局だけ。
そういえば、切手やはがきなんかはコンビニでも売っているが、基本的に金券はクレジットや電子マネーでは変えないことが多い。
天下の郵便局が全国でSuicaを導入すると、切手はもちろん収入印紙なんかの金券も間接的にクレジットカードで買えるようになるわけだから、僕のようなクレジットカード・電子マネー主義者は喜ぶだろう。
QUICKPayはポストペイだからではあるのだが、僕の持っているカードで紐付けできるのはみずほマイレージクラブカードとセブンアンドワイ系列のIYカードだけである。
前者の銀行の引き出し手数料を無料にするためだけに持っているものだから使用頻度も微々たるもので、このカードにポイントが少しだけ貯まってもどこにも引き替えられずに失効するだけである。
後者はというと、ヨーカドーはよく行くスーパーなのでかなり使う。だから紐づけるのはこっちが便利なのだが、こちらはQUICKPayモバイルに対応しておらず、クレジット一体型カードもない。
申し込んだらQUICKPay専用カードが来た。。。
仕方ないので予備としてQUICKPayモバイルをみずほマイレージクラブカードに紐付けして導入した。
なんか微妙にトホホな感じだ。
僕にとってiD導入にはそれなりのハードルがある。
それは何かといえば、iDの運営会社だ。NTT DoCoMoなのである。
僕の携帯はau。当然のことながらモバイル版はおサイフケータイ対応とはいっても、DoCoMoの携帯でしかつかえない。
ということは、僕がiD使いたければ
・携帯をauからDoCoMoに戻す
・新たにDoCoMoの携帯を導入する
・クレジットカード会社の発行する専用カードを取得する
・クレジットカード会社の発行する一体型カードを取得する
のいずれかとなる。
この為だけに携帯会社を変えるのはハードルが高すぎる。
ということはクレジットカード会社に頼るしかない。
僕の持っているカードを調べてみると一枚だけ対応可能なものがあった。
三井住友VISAのクラシックカードだ。
プロパーカードであるという理由だけで、ほとんど使っていないのに会費を払ってまで維持してきたのである。
これを切り替えればiDが使えるカードにできるじゃないか。
つまりカードを増やさずに機能だけ増えるということになる。
たいした金額にはならないだろうから、ワールドポイントもそれほど貯まらず、商品の引き替えや他のポイントへの移行なんかできないだろうが、Edyと同じく現金決済より楽ちんで、Edyと違ってチャージがいらないからさらに楽ちんだからよしとしよう。