大正天皇実録

大正天皇:「実録」3度目公開 病状の深刻化記す
 宮内庁は4日、大正天皇の動静を記録した「大正天皇実録」の一部(複製本)を公開した。02、03年に続く公開で、1921(大正10)年7月から、死去して多摩陵に埋葬される27(昭和2)年2月までが対象。深刻化する病状のほか、21年に摂政となった裕仁皇太子(昭和天皇)の動静などが記されている。
 実録は全85冊で、今回は巻77から巻85の計9冊が公開された。宮内庁によると、「個人情報」を理由に塗りつぶした部分は、今回公開した全約16万字のうち2%程度。これで即位から死去までが公開され、未公開は生まれてから即位までの47冊となる。
 今回公開分によると、21年11月25日の裕仁皇太子の摂政就任時には「大正三年頃ヨリ軽度ノ御発語御障害アリ、其ノ後ニ至リ御姿勢前方ヘ屈セラルル御傾向アリ」「殊ニ御記憶力ハ御衰退アリ」などと病状について記されている。23年9月1日の関東大震災の際には大正天皇は栃木県日光市にいたが、被災者のため1000万円を寄贈したとの記述もある。
 実録は、天皇の動静や政治、外交上の重要事項などを記した文書。大正天皇については、死去後の27年7月に当時の宮内省が編さんに着手し、37(同12)年12月に完成した。
 閲覧希望者の問い合わせは宮内庁(電話03・3213・1111)。宮内庁のホームページにも申し込み方法が載っている。【真鍋光之】
 ◇ことば 大正天皇
 1879(明治12)年8月31日に明治天皇の第3皇子(男子)として誕生した。第1、第2皇子が幼少で亡くなったため、89(同22)年に皇太子に。1912(大正元)年7月30日、明治天皇が死去したため32歳で天皇となる。26(同15)年12月25日に47歳で死去した。死因は肺炎に伴う心臓まひ。

実録で思い出すのはアルバイトのこと。
実は宮内庁書稜部でアルバイトしてたんだよね。
それにしても個人情報の過保護ってのは、こんなところにまで来てるんだね。
そもそも個人情報ってのは「生存」が条件のはず。
天皇実録に載るような人って、ほとんど死んでいると思うのだが。

無學童子
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