PB花盛り

日経トレンディの5月号の特集「安けりゃ、いいのか!?」はなかなか充実していた。
42型で9万円の液晶テレビ、スーパーやホームセンターのPBの食品や衣類。
原油高などでナショナルブランドが値上げを発表する中、巷には激安ブランドがあふれている。
安さには必ず理由がある。
それらを徹底検証しようというわけだ。
品目は、
・40型液晶テレビが9万円という低価格ブランド、ビジオ
・高級ブランド並みの優れたデザイン性を持つ衣料ブランド、H&M
・マクドナルドのプレミアムローストコーヒーなどの、チェーン店のコーヒー
・PBの自転車
・PBのサイクロン掃除機
・PBのカップめん
・PBのレトルトカレー
・PBのバック米飯
・PBの野菜ジュース
・PBの電池
・PBのボディソープ
かなりこだわって比較しており、充実している。
低価格ブランドがナショナルブランドに勝っていた品目はひとつも無いが、大体の品目で価格差を考えれば低価格ブランドで十分という結論だ。
たしかに、カップヌードルが実売138円なのに、セブンプレミアムのしょうゆヌードルが88円というのは、消費者にとって大変助かる話だ。
でも、本当に良いことなのかなぁ。
消費者が安いものを求めれば求めるほど、製造拠点は海外に逃げていくし、中間業者は飛ばされていく。
そしてわれわれの賃金は下がっていくのだ。

無學童子
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