最近見たDVD チキ・チキ・バン・バン
チキ・チキ・バン・バン ☆☆☆☆☆
1968年のイギリス映画。
30近くにもなっていまさらなんでこの映画だったかというと、イアン・フレミング原作で、カビー・ブロッコリの製作であることを最近知ったから。007ファンとしては見て当然でしょう。しかも悪役はゲルト・フレーベ(ゴールドフィンガー)、プロダクションデザイナーはケン・アダム。
で、見たら、007つながりとかそんな下らないことはどうでも良くなった。何しろ、文句なしに楽しい。
あらすじ
1900年代初頭に活躍した栄光のグランプリレーシングカー、事故で野ざらしになり、放置されていたが、持ち主がスクラップ屋に売り払ってしまうという。それを悲しんだ子供たちに頼まれて、父親で発明家のカラクタカス・ポッツが買い取った上、すばらしい車に改造して復活。エンジン音は「チキ・チキ・バン・バン」。
そんな親子と、お菓子会社の令嬢トルーリーがチキチキに乗って海辺に遊びに出かけると、素敵な車チキチキを欲しくてどうしよもないバルガリア国のボンバースト男爵が海賊船に乗って現れる。
悪者退治に、チキチキは海上を走ったり、空を飛んだりして大活躍!
こんな夢のある映画って、最近見てなかった気がする。子供のときに見たかったよ。
チキチキのデザインと創造性は、並みのボンドカーじゃかなわない。最近のBMWのボンドカーとかはこんな夢はなかったなぁ。アストン・マーチン・ジュニアはよかったけど。