葦分け舟 その三 呪われた昼食
合流した新幹線の中でしばし談笑。
大宮からだと上田につくのも早いなぁ。
市内中「サマーウォーズ」ばかり。
歴女がこれを撮影していた。
だが、歴女だったらこっちを撮影すべきだろ。
なぜ駅前に水車があるのか?
さて、今回は基本的にノープランの旅である。
四人の意見が合えば、何だってありなのだ。
まずは池波正太郎 真田太平記館に行く。
個々は館名通りの展示の文学館。
僕はもともと鬼平が好きだから、なかなか楽しめた。
上田市内は翌日の予定にくまれているので、軽く散策。
トマソン物件こそ無かったが、旅行代理店の店先にこんなすばらしい手書きポスターがあった。
すばらしい門構えの高校。
藩主の館が高校になったからこんなことになっているのだそうだ。
こんな高校なら僕も通いたかったな。
さて、上田からしなの鉄道に乗り、大屋駅まで。
大屋駅からタクシーで10分ほどのところに、「レストラン OH!LA!HO!」がある。
地ビール工場併設。
ここでビールをたっぷり飲むのだ!
で、待つこと30分以上。
土産屋で時間つぶしたり、あちこち動き回っていたが、待ち時間が長かったよ。
早速ゴールデンエールを注文。
そしてビールが来たところで、オラホハンバーグなるランチセットを注文。
ゴールデンエール、うまいなぁ。
写真取り忘れたけど。
二杯目はインディアン・ペールエール。
右がインディアン・ペールエール。
左がアンバーエール、のはず。
さて、ここからが重要。
ビール二杯目が来て、食事が一つも来ないってどういうこと?
「お食事のオーダーが通っていません」
でたー!
やっぱり呪われてるよ、この旅行。
新幹線の中で「きっとまだ何かある」なんて冗談で話していたら、現実のものとなってしまった。
オーダーして30分くらい過ぎているもんな。
ビールに夢中だったし。
それにしても、ビールしか注文していない客って不審に思われないのかね。
まぁ、ビール工場併設だから、そういうお客もいるのかもしれないけど、一言念押ししてくれても良さそうなもんだが。
ビール二杯飲んだ状態で、今更ハンバーグとか本格的な食事もないだろうと言うことで、おつまみ系を注文。
そのなかで「くるみと信州味噌のピザ」なるメニューが。
う、うまい。
ピザとして期待される味ではないけど。
この写真は、ゴールデンエールとケルシュとヴァイツェン。
色がほとんど同じで、今となってはどれがどれだか全く区別がつかない。
状況的には、例示した通りの順番のはずなのだが。
ケルシュを飲んだのは僕ともう一人だけ。
一致した意見は、「おいしくない」ということ。
ドライというのが売りなんだが、どうも口に合わなかった。
「スーパードライのほうがおいしい」とのことだが、さすがにそれはないだろうと。
他のビールはとてもおいしく、しかも値段も都内で飲むより4割くらい安い。
食事の件はアレだったけど、総合的には大満足だった。