リニア
12月10日20時35分配信 産経新聞
JR東海の松本正之社長は、10日の大阪市での定例会見で、東京?大阪間を結ぶリニア中央新幹線が開業した場合に「飛行機好きは別にしてリニアが選ばれる」と述べ、航空機に対する優位性に自信を示した。平成57(2045)年と想定される開業時期も「できる限り早める」と強調。リニア開業を機に、首都圏と近畿圏を結ぶ交通手段として大阪(伊丹)空港の存在感が低下するとみられ、関西3空港問題にも影響を与えそうだ。
同社は平成37年、東京?名古屋間でリニア中央新幹線の開業を目指しており、現在はルートなどを検討中。東京?大阪間については10月に最短ルート(路線延長438キロ)を67分で結ぶ試算を公表し、開業時期は東京?名古屋開業のおおむね20年後と想定することを明らかにしていた。
会見で松本社長は「1時間半程度であれば、航空機の利用者は100%リニアに移ってくる」と述べ、過去に航空機の東京?仙台便や東京?名古屋便が、新幹線の開通後になくなったことなどを指摘。さらに、開業時期について「企業体力の範囲内では平成57年前後のペースだが、経営努力しながら前倒しに努力する」と話した。
同社は平成19年度で「新幹線81%対航空機19%」だった首都圏?近畿圏の交通機関別需要シェアが、リニア開業で89%対11%になると試算。岡山や広島でも航空機の利用者の20?25%は新幹線とリニアの併用に移ってくるとみる。現在は40億円の利益をあげる伊丹空港の需要も将来的には低下することも予測される。
一民間企業がこれを進められるとしたら、すごいことだ。
応援したいな。
誘致の問題がいろいろと話題になっているけれど、大都市以外の停車駅なんて必要なし。
駅は東京・名古屋・大阪だけで十分だ。
こういった長距離のリニア計画も良いけれど、羽田・成田間といった計画にも、リニアはよいのでは?
実際、この区間は既存鉄道では110分程度かかる。
都営浅草線の改良や、バイパス路線の建設の場合およそ一時間程度に短縮される。
これを、130キロの高速鉄道ではなく、500キロのリニアにした場合、単純計算なら20分を切る。
羽田と成田の一体運用に、現実的な意味が出てくる時間だと思うのだが。