革靴にヤスリをかける
ブログ用に写真に残しておけばよかった。
題名通り、それなりに高い革靴にヤスリをかけた。
というのは、実は靴の先端部分に深い傷を作ってしまったのだ。
浅い傷であれば、ほとんどの場合保革クリームを塗り込んで磨けば何とかなる。
少し深めであれば、コロンブスのアドカラーという靴用の絵の具みたいなのを塗り込めばOK。
ただし、革をえぐるような深い傷の場合、アドベースという補修剤で穴を埋めて、乾燥したら400番台のサンドペーパーで磨き、アドベースで補色し、補色剤入りの保革クリームを塗り込む作業が必要なのだ。
靴磨きセットを揃えていたときに、併せてアドカラーやアドベースを買っていたのだが、今回初出動となった。
セオリー通りに作業しした結果、確かに傷は埋まった。
若干アドカラーの塗りすぎでムラが出てしまったが、使用していくうちになじむだろう。
ついでに、ソールが少しだけはがれかけていたので接着剤で補修。
うむ、見事に直った。
靴磨きも靴修理も意外に楽しい。
ソールの交換となれば専門店にお願いするしかないが、日常の手入れ程度ならやはり自分でしないといけない。
靴は日々傷ついたりするのだけれど、保革クリームを塗り込むことによって傷が埋まり光沢が増すのが実感できる。
面白いのは、保革クリームを馬毛ブラシで塗り込むことだ。
布で塗り込むより革に浸透し、はるかに光沢が増す。
ついでに他の革製品も手入れをする。
数ヶ月前、昔からジーンズをはくときに使っていたボロボロの革ベルトに、無色の超高級保革クリームを塗り込んだら、すごくよい色によみがえった。
捨てようと思っていたんだけどな。
革の手入れは比較的簡単で、結果がすぐに実感できるところが魅力だ。
東急ハンズの靴補修用品コーナーに行くと、何に使うかよくわからないものがいっぱい売っていたのだが、簡単な傷埋めまでできる現在、少なくとも何に使うものなのかはわかる程度に進歩した。
そのうち、ソールの交換までやるかもな。