北海道や神奈川で相次いだライターによる子供の焼死事故、痛ましいものである。

家庭に眠るライター回収検討へ…省庁担当者会議

　子どものライター火遊びによるとみられる火災が相次ぐ中、消費者庁や経済産業省など関係１０省庁の担当者が被害拡大防止策を話し合う「消費者安全情報総括官会議」が１５日、消費者庁で開かれ、家庭に眠っている使い捨てライターの回収に乗り出すかどうか検討することを決めた。

　ライターは年間６億個以上が市場に出回り、そのうち相当数が家庭や乗用車内に放置され、子どもの火遊びにもつながると考えられている。

　回収を提案した消費者担当の大島敦・内閣府副大臣は会議後の記者会見で、「各家庭にあるリスクをどう軽減するかが、ひとつの事故防止に対するアプローチになるはず」と述べた。

　ただ、実際にどれだけのライターが放置されているのか推計はなく、大量の危険物となるライターをどのように回収・処分するかという課題もあり、具体的な検討は今後議論することになった。
（2010年4月15日20時46分  読売新聞）

実際、僕の家にもたくさんある。
Zippo使いなので使い捨てライターを買うことはないが、1カートン買うごとにおまけでついてくるから、かなりの数をため込んでいる。
予備として持ち歩いている分もあるが、そのほとんどは死蔵である。

いらないものは処分しようと考えたこともあったが、ガス抜きをしなければならないからかなり面倒。
東海のホームページで紹介されているが、こんなことやっている暇はない。
だから、自然と放置になって事故の元になるのだろう。

Zippoの方が安全ではないかな、と思う。
電子式ライターは押だけで火がつくが、Zippoはしっかりまわさないとつかない。
こんな危険物が野放しの状況は何とかしなければならないと思う。

ただ、回収だけしても使い捨てライターは年間6億出るそうだから、焼け石に水かもしれない。
それよりも、出荷の規制の方が方向性としては正しいと思う。

たとえば、ロックを外さないと着火できないようにし。手を離した後に再びロックがかかる工夫。
あるいは、子供の力では簡単に押せない堅さにするとか。

ライターの火遊びが原因と見られる火災は年に1000件以上起きているらしいのに、今まで何の対策もしてこなかったことがすごいと思う。