あれから4年
さすがに4年もたつと、「風化」と言う物が現実の物となりつつあるように感じる。
しかしながら、未だ被災地の復興は進まず、福島第一原子力発電所の廃炉作業は長いロードマップの途についたばかりである。
このブログで何度も書いてきたが、風化と言うこととは別にパラダイムシフトはやはり起こったのだと実感している。
家電製品の選び方では、どれだけ節電が出来るかが重要な指標となったし、街中はLEDだらけで人感センサーも増えた。
自動販売機は多数が省エネタイプの物に入れ替わっている。
建築基準法施行令も改正されたし、耐震・免震技術もさらに進歩している。
2011年3月11日に東京も被害を受けたことは、亡くなった方やけがをした方は大変気の毒だが、実は運が良かったのかもしれないと考えている。
交通網が寸断され、多くの人が帰宅難民と化し、しばらくの間色々な品不足が続いた。
政府の中枢の人や多くの国会議員も目の当たりにしたわけだ。
これを教訓に、政府や自治体の取り組みは大きく進んだし、何より国民の防災意識が高まった。
首都直下型地震というのは、いつ来てもおかしくない状況だという。
もしも、首都圏が東日本大震災を経験していなかったら、首都直下型地震が起きた際の被害は、経験したときに比べて大きくなっていたものと思う。
東日本大震災の教訓を生かせるのだ。