テレビ その7(サイズで考える薄型テレビの選び方)
東芝のRegza Z1シリーズ。
これは今薄型テレビを欲しい人には買いだと思う。
下位機種との価格差がほとんどないどころか、場合によっては逆転してしまっている。
しかもなぜか500GBのHDDプレゼントキャンペーンをやっている店舗が多い。
LED液晶なので薄型テレビの中でも薄い。
画質もピカイチ。
残像感もなく、コントラストの不自然さもない。
液晶不得意のくらい画面も、しっかりと表現できている。
音の貧弱さと、HDDが別売りなの以外は弱点が見当たらない。
ということで僕の評価は☆☆☆☆★
なお、僕が買ったのは37型だが何人かから「大きいね」といわれた。
なので、サイズ選びの基本をちょっとだけ解説しておこう。
我が家の元のブラウン管は25型なので、それを基準に考えると37型は大きくはない。
スタンダードサイズの25型の画面の高さは36cm。
対してワイドサイズ場合32型で39cm、37型で46cmとなる。
つまり高さを基準にした場合、25型からの買い換えは32型以上と言うことになる。
もう一つの基準は視聴距離。
つまり、画面から目までの距離を基準に大きさを選ぶわけだが、実はブラウン管テレビと比べると今の薄型テレビは圧倒的に距離が短い。
理由は、画素が小さくなり高精細になったから。
ということは、今までと同じ距離ではるかに大きな画面のテレビが買えると言うこと。
現在のセオリーでは、視聴距離は画面の高さ×3。
37型は高さ46cmなので、138cmあればよいと言うことになる。
我が家の場合、置き方にもよるが160cmは確実に取れることがわかっていたので、42型(高さ52cm)まで許容できるのである。
まだブラウン管テレビを使っていて薄型テレビに詳しくない人は、これを読むと意外と感じるかもしれない。
今までの感覚でテレビを選ぶと、確実に「小さい」と後悔することになる。
参考までに、ブラウン管テレビと薄型テレビの高さと視聴距離の表を示そう。
ブラウン管テレビ(4:3) | ||
型数 | 画面の高さ | 視聴距離 |
21型 | 約31cm | 約160cm |
25型 | 約36cm | 約190cm |
29型 | 約41cm | 約221cm |
33型 | 約48cm | 約251cm |
薄型テレビ(16:9) | ||
型数 | 画面の高さ | 視聴距離 |
26型 | 約32cm | 約96cm |
32型 | 約39cm | 約117cm |
37型 | 約46cm | 約138cm |
40型 | 約50cm | 約150cm |
42型 | 約52cm | 約159cm |
46型 | 約57cm | 約171cm |
6畳の部屋でも1.5m程度の距離は取れると言うことを考えれば、37型は決して大きくないと言うことがわかるだろう。
最適な視聴距離をとって25型のブラウン管を使っている人は、46型も十分に買えるのだ。
僕の体感だが、1.5m離れたところから37型のテレビを見ても、視野に占める割合は半分もないと思う。
今回の僕のように購入の目的に「映画の視聴」があるのであれば、予算の許す限り大きな画面の物を買うのが正解だ。
映画を見るときは没入感が大事だからね。