本末転倒
ご存じの通り僕はクレジットカードやポイントについて色々と細かく調べて動いている。
こういったことはほぼゲームのようなもので、それ自体楽しくやらないと続かない。
攻略本とか攻略サイトなんかもあるし、日々刻々と状況が変わっていくためなかなかおもしろいと思う。
公共料金の支払いなどを銀行引き落としからクレジットカード決済に切り替えるなど、ほんのちょっとした工夫で年間かなりの額のポイントが還元されてくる。
支出ゼロで収入を増やす技だから、やれば得だしやらなきゃ損ということになる。
ただ、だからといってそれによって購買行動がかわってしまうことは、本末転倒だ。
たとえば、期間限定ポイントの期間が迫っていて、無理矢理買い物をしてしまったり。
無理に買い物をするくらいだったら、ポイントなんか失効させてしまった方がよい。
あるいは、「ポイント10倍」だから買う、とか。
ポイントが何パーセントであろうと、欲しいものは買う。欲しくないものは買わない。迷うものはよく考える。
欲しいものがあって、金曜日に買うとポイントが倍になるからそれまで待つ、というのは正しいけれど、今日は金曜日だから何か買わなきゃ、というのはおかしい。
こうしたことで購買意欲をかき立てるというのが業者側の目論見なのだが、消費者側にしてみれば、得しているようで得していない。
得した気分で買い物できるというメリットはあるかもしれないが。
「ポイントで得をしたい」と本当に思っているのなら、しっかりとそういったことまで考えないと、実は損になっていたりするのだ。